「いきたくないマンとそらまめ病」
問題や対立が起きた時、私たちはついつい「悪者探し」をしてしまいます。
でも、大体の場合が「どっちもどっち」なんですよね。
だって、Aサイドから見たらAサイドの言い分があり
Bサイドから見たらBサイドの言い分があるわけですから。
ブリーフセラピーでは、悪者を外側に作るやり方を採用することがあります。
例えば、不登校の小学生がいるとします。大抵の場合、なぜその子が
学校に行けないのか、その理由を探しますよね。そしてその理由を
悪者にして糾弾してしまいます。
でも、そこで例えば「いきたくないマン」というキャラをつくり
その子が学校に行けないのは、その「いきたくないマン」のせい、ということに
してしまうわけです。
本人が悪いわけでも、学校の先生が悪いわけでも、お友達が
悪いわけでも、両親が悪いわけでもない。
悪いのは「いきたくないマン」のせいです。
なので、学校の先生や両親が協力して、「いきたくないマン」をやっつけよう!!
と子供に伝えます。子供も自分自身を責めることなく、対立に
巻き込まれることもなく、再び学校に行けるようになるケースがあります。
必ずしも、この方法がうまくいくわけではありません。
でも、問題がきっかけとなり対立が起きた時に「誰も悪くない」
その前提で考えてみることで、何かを責めようとする自分の心がまず軽くなり
状況が好転することもあるということもあるかもしれません。
ちなみに、私はどうにもこうにも理解できない行動や言動に遭遇した時に
「ああ、あの人は今そらまめ病になってるから
しょうがない・・・」と考えてスッキリして、解決方法を
見つけられることがあります。
自分にも、適用できます。
「私、今そらまめ病だわ?★」^m^
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