アレルギー性鼻炎(花粉症)

以前には見られなかった小さなこどものアレルギー性鼻炎が著増しています。
症状は、鼻水・くしゃみ・鼻閉ですが、鼻汁・くしゃみタイプのアレルギー性鼻炎のお薬と、鼻閉タイプのアレルギー性鼻炎のお薬、の2種類あります。
適切なお薬を使い分けることが重要です。
両方のタイプの症状を示すアレルギー性鼻炎では、両方のお薬の併用が必要になります。
季節性のアレルギー性鼻炎がいわゆる花粉症と呼ばれるもので、春先のスギやヒノキ、秋のブタクサなどが有名です。
これとは対照的に1年中鼻炎の症状を示すこどもさんがいます。
これを通年性アレルギー鼻炎といいます。
花粉症の治療で最も重要なことは、花粉が飛び始める前の時期からアレルギー性鼻炎のお薬をのむこと(初期療法)です。
花粉が飛び始めて症状が出てからお薬をのむのと比べて、はるかに症状を軽く出来るメリットがあります。
治りにくいケースでは慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の合併がみられることがありますので、この治療を併用するとより効果が出る場合もあります。
こどもが自分で鼻のところを手でこすっている時には、アレルギー性鼻炎を考えましょう。
気管支喘息やアトピー性皮膚炎のこどもでは、アレルギー性鼻炎を併発してくるこどもが多い傾向があります。
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(c)たんぽぽこどもクリニック