写真でわかるこどもの病気A


カビ(頭皮)




髪の毛が抜けてしまうとの事で来院されたお子さんの頭皮です。
白くカサカサした湿疹か見られますが、頭皮にできたカビのものです。
アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎でも、同じような湿疹が見られますが、髪の毛は重症にならなりませんと、抜ける事はありません。




イチゴ状血管腫(脚)




赤ちゃんの脚に見られたイチゴ状血管腫です。
花や葉のような形をしていまして、かなり、大きなものです。
イチゴ状血管腫に共通して見られるのは、イチゴの表明のようなプツプツの赤い模様です。





臍ヘルニア(正面)




生後2カ月の赤ちゃんのお腹に見られた臍ヘルニアです。
かなり大きなものですが、飛び出したヘルニアの部分をガーゼ等で圧迫して、その上をテープでさらに圧迫しておきますと早目に治ります。
しっかりと固定して、治療しましょう。
赤ちゃんの臍ヘルニアにはギュッと押し込んでも、心配はありません。




臍ヘルニア(よこ)











臍ヘルニア(ななめ)










新生児座そう(オデコ)@




生まれて間もない赤ちゃんのオデコに見られた典型的な「新生児座そう」です。
赤ちゃんに見られるニキビのような湿疹です。
白いニキビ様の湿疹や少し黄色のニキビ様の湿疹がくさん見られています。
アトピー性皮膚炎と異なり、触ってもカサカサしていませんで、どちらかと言うと脂がついていてベトベトした感じです。
湿疹がこのように目立つ時は、ステロイドの塗り薬ですぐに改善します。




新生児座そう(オデコ)A







新生児座そう(オデコ)B








とびひ(耳)




小さなお子さんの耳に見られた典型的な「とびひ」です。
耳の中央にジグジグした黄色に近い発疹が見られていますのが「とびひ」ですが、耳にも、「とびひ」はよく見られます。
このお子さんは、発疹の薬を処方されていたのですが、なかなか治らないとの事で来院されました。
MRSA と言って、お薬が効きにくいタイプのブドウ球菌が、原因の事が多いです。





イチゴ状舌(溶連菌感染症)




溶連菌感染症で見られた典型的なイチゴ状舌です。
イチゴの表明のようなプツプツした模様が舌全体に見られています。
イチゴ状舌が見られるのは、溶連菌感染症と川崎病が大切です。





水虫(足底)@




足底に見られた水虫です。
このお子さんはこの発疹で、今まで様々な湿疹の薬の処方を受けていましたが、一度も水虫(カビ)の治療を受けていませんでした。
実は典型的な水虫の発疹なのです。





水虫(足底)A








粘液嚢腫(口の中)



お子さんの口の中にできた丸い粘液嚢腫というオデキのようなものです。
ほとんどは、お子さんに症状はなく、お母さんがたまたま気がつかれていらっしゃる事が多いようです。
良性腫瘍が多いのですが、手術で取り除き確認する必要があります。



蕁麻疹(耳)(正面)



お子さんの右耳に見られた蕁麻疹様の腫れです。
短時間で真っ赤に腫れてくるのが、特徴です。
赤ちゃんの瞼によく見られますが、耳というのはとても珍しいものです。




蕁麻疹(耳)(後)







蕁麻疹(耳)(横)








単純性疱疹(耳)



お子さんの耳たぶに見られた単純性疱疹です。
ヘルペスウィルスが皮膚に感染して、大きな水疱ができています。
口内炎は口の中の粘膜にヘルペスウィルスが感染してできるものですが、これはその皮膚バージョンとでも考えると良いでしょう。




日焼け(腕)



現代っ子は、お肌がデリケートで日焼けしやすくなっています。
日焼け止めを塗ってから、お出かけしましょう。
ちなみに日焼け止めは、一回塗りますと3時間程度しか効果がありません。
時間がたったら塗り直しましょう。


水ぼうそう(手の甲)



治りにくい水ぼうそうのお子さんの手の甲に見られた水疱の発疹です。
白く見えるのは、水ぼうそうの塗り薬です。
このお子さんは、通常の水ぼうそうを治すお薬と塗り薬を使っていたのですが改善せず、漢方薬の飲み薬に変更しましたところ、治りました。



水いぼ(体)



お子さんの体に見られた典型的な水いぼです。
水いぼはこのように同じ場所に集まって見られる事がよくあります。


アトピー性皮膚炎(引っ掻き傷)



アトピー性皮膚炎のお子さんの腕に見られた引っ掻き傷で、白い線として何本か縦に見られています。
これはかなり痒みが強い事を示していまして重症のサインとなります。
意外とこの状態で治療されていないケースが多く見られます。



汗も(汗疹)



小さなお子さんの体全体的に見られた汗もです。
真っ赤になっていますが、ステロイドの塗り薬とこまめなお着替えで、すぐに良くなります。





水虫(手のひら)



赤ちゃんの手のひらに見られた水虫です。
赤ちゃんでもカビ(水虫)は足の指によく見られますが、このように赤ちゃんの手のひらにできる事もあります。





水ぼうそう(お腹)@



お腹に見られた、典型的な水ぼうそうの発疹です。



水ぼうそう(お腹)A



お腹に見られた水ぼうそうの発疹で、水疱になる手前の状態の発疹です。



水ぼうそう(背中)@



背中に見られた典型的な水ぼうそうの発疹です。
いくつかの形の異なる赤い発疹が同時に見られるのが特徴です。





水ぼうそう(背中)A



水疱になりかけの水ぼうそうの発疹です。
中央がオヘソのように盛り上がっていますが、この発疹も、水ぼうそうにかなり特徴的に見られるものです。




水ぼうそう(足)



下腿に見られた典型的な水ぼうそうの発疹です。




水ぼうそう(足底)



足底に見られた水ぼうそうの発疹です。
手のひらとどうように、足底に見られる水ぼうそうも珍しいものです。




水ぼうそう(手のひら)



手のひらに見られた水疱瘡(水ぼうそう)の発疹です。
2個の水疱瘡の発疹が手のひらにあります。
水ぼうそうの発疹は手のひらに見られる事は珍しく、通常は体に多く見られます。





とびひ(耳)



小さなお子さんの耳の上側に見られた「とびひ」です。
「とびひ」に特徴的な赤いジグジグと湿った感じの傷口のような発疹が見られています。
細菌が皮膚の表面に増殖しているのです。




オムツかぶれと汗疹(汗も)



赤ちゃんのお尻に見られたかぶれです。
中央に三角形様に見える赤い発疹が、オムツによるオムツかぶれです。
さらに、そのオムツかぶれの左右のお尻に見られる小さな発疹は、汗もで、汗によるかぶれです。
暑い時には、オムツの中の皮膚は、かぶれ易くなるのです。




とびひ(唇の近く)



お子さんの唇の近くにみられた「とびひ」です。
顔の「とびひ」ですと鼻の近くや唇の近くといった粘膜の近くにできる事がよくみられます。




カビ(足底)



足底に見られたみずカビ(いわゆるみず虫)です。
足の親指から足底全体的にカサカサとしたカビの発疹が見られています。
特に、足底に見られる層状の波のように見えるカビの発疹は珍しいものです。
このお子さんは、しもやけが治らないと言っていらっしゃいました。




かぶれ(おまた)



赤ちゃんのおまたに見られたかぶれです。
首のかぶれが、おまたに出来たものです。
やはり、暑くなってきますと増えてきます。




かぶれ(首)



赤ちゃんの首に見られたかぶれです。
赤ちゃんの首の皮膚は皮膚のたるみがありますので、かぶれやすくなっていまして、しばしば、このようなかぶれを起こしてきます。
暑くなってきますと特に増えてきます。
写真のように真っ赤になるのが特徴で、こまめに汗をぬぐって、ステロイドの塗り薬を使いますと、意外と早く治ります。




とびひ(手首)



アトピー性皮膚炎のお子さんに見られたとびひです。
お肌の状態がよくないアトピー性皮膚炎では、皮膚の表面の傷口から、細菌が入りこんで、このようにとびひがおきてきます。
すこし、とびひが治りかけていますが、とびひを治してから、アトピー性皮膚炎の治療をしたほうが、治りか早くなります。




アトピー性皮膚炎(オデコ)



赤ちゃんの顔に見られた重症のアトピー性皮膚炎です。
顔の中でも特にオデコに著名にアトピー性皮膚炎が見られていて、カサカサと乾燥化が見られ、触りますと厚く固くなった皮膚が全体的にみとめられます。
生後3カ月くらいまでの早い時期に見られるアトピー性皮膚炎は、このようにオデコやほっぺたに皮膚の変化が強く見られる事が多い傾向にありますが、対称的に体の皮膚は正常な事が多く見られます。







鵞口瘡(がこうそう)(喉のカビ)@



小学生のお子さんの喉に見られた鷲口そうと言ってカビの一種のカンジダが原因のものです。
喉のところに白く見える発疹が、口腔内カンジダ症の鷲口そうです。
通常は、鷲口そうは、赤ちゃんの口の中に見られるものですが、この男の子のように大きなお子さんで見られるのは珍しく、さらに、小学生のお姉さんの喉にも、同じ鷲口そうが見られました。



鵞口瘡(がこうそう)(喉のカビ)A











鵞口瘡(がこうそう)(喉のカビ)B










帯状疱疹(胸)@



お子さんの胸に見られた帯状疱疹です。
水疱が帯状にたくさん集まって見られていて、痛みがあります。
水疱瘡にかかったお子さんが、水疱瘡のウィルスが神経の部分に残っていて、それが原因で発症したものです。
ウィルスを抑える飲み薬と塗り薬でよくなります。
稀に、帯状疱疹が治った後に、発疹の部分に痛みが見られる事があり、帯状疱疹後疼痛と言って、難治性の痛みを起こしてくる事があります。






帯状疱疹(胸)A







帯状疱疹(胸)B










赤色表記症(じんましん)



じんましんのお子さんに見られた赤色表記症です。
上のほうにじんましんの赤い紅斑が見られていますが、真ん中に線状の紅斑がクロスして見えますが、これは、ボールペンで皮膚を擦ると出てくる紅斑で、じんましんのお子さんによく見られるサインです。





鼻水(花粉症)@



小さなお子さんの花粉症の鼻の状態です。
透明な鼻水が滝のように流れていまして、典型的な花粉症です。
くしゃみや目のかゆみがを伴う事もよく見られます。



鼻水(花粉症)A



赤ちゃんの花粉症の鼻の状態です。
鼻水が乾いていて、鼻の下側がカサカサしているのが見られています。





涙目(アレルギー性結膜炎?)



小さなお子さんの目ですが、涙がかなりたくさん見られていますので、涙目の状態です。
このように涙が多い時は、アレルギー性結膜炎や鼻涙管閉塞がある事がありますので、治療が必要になります。
アレルギー性結膜炎なら「抗ヒスタミン薬の飲み薬」や「点眼薬」がよく効きますし、鼻涙管閉塞なら眼科でつまった鼻涙管を洗っていただきますと、すぐによくなります。



しもやけ(足の指)



足の指に見られたしもやけです。
薬指が赤紫色になり腫れた状態ですが、小指はさらにしもやけの上に白くなった皮膚潰瘍が出来ています。
かなり重症のしもやけです。




口内炎(舌)



舌の先に出来た口内炎です。
傷のようになっていますが、これも口内炎が舌に出来たものです。
飲み薬で改善します。



水いぼ(おちんちん)



ペニスに見られたみずイボです。
おちんちんにみずイボが出来るのは珍しいです。




しもやけ(足)



お子さんの足の指に見られたしもやけです。
しもやけの部分が赤紫色に腫れています。
手の指にもしもやけがありますが足の指のしもやけのほうが重症です。
このようなお子さんは手足がカサカサしやすく、同時に、唇もカサカサしやすい傾向があります。




唇がカサカサ



しもやけのお子さんの唇です。
足の血流がよくないとしもやけが出来ますが、このようなお子さんは足だけではなく、唇の血流がよくない事があります。
そうなりますと、唇もカサカサと乾燥して、アトピー性皮膚炎によく見られる舌なめずり皮膚炎に似た唇になってきます。




頭シラミA



頭の髪の毛に白いふけのような、丸い粉状のものがたくさん見られています。
これが典型的なシラミの写真です。



とびひ(足の裏側)



足の裏側に見られた「とびひ」です。
炎症が強いので、皮膚の表面が剥がれおちていますので、赤く光っています。
このような治りにくい「とびひ」は抗生剤が効きにくい耐性菌のブドウ球菌の事が多いのです。



舌の先




舌の先の部分だけが赤くなっているのが見られます。
このように舌の先が赤いのは、お子さんの神経が緊張して興奮している事が多く、血圧が上がったり、脈が速くなったり、顔が赤くなったりするのが見られます。
漢方薬のお薬で、体を冷ますと、症状が改善します。





頭シラミ@




小さなお子さんの頭に「ふけ」のように白く見えるものが複数ありますが、これが「シラミ」です。
シラミの治療専用のシャンプーがありますので、これで頭を洗えば治ります。
兄弟姉妹例は意外と少ない印象があります。





しもやけ(足の指)




足の指に見られたしもやけです。
中指以外は全てしもやけになっていますので、しもやけの部分は紫色に変色しています。
また、爪の色まで紫色に変色しているのも見られています。
しもやけは、足の指の血液の流れが減少しておこりますので、治療は塗り薬ではなく、血液の流れを改善する飲み薬が効果があります。





血管性紫斑病(足)@




血管性紫斑病の足です。
両足に赤みのある紫色の紫斑の発疹が大小不同に見られています。
このお子さんは、右側の足関節部位の痛みで来院されました。
右側の足関節部位が左側の同じ部位に比べて腫れているのが見られます。
血管性紫斑病では、このように発疹だけではなく、関節部位の腫れが見られる事があります。
関節部位の腫れや痛みがある場合は、ステロイドの点滴治療や内服治療が必要になります。





血管性紫斑病(足)A




右足関節部位の腫れが著名に見られています。




血管性紫斑病(足)B









血管性紫斑病(足)C







血管性紫斑病(足)D







血管性紫斑病(足)E








血管性紫斑病(足)F







血管性紫斑病(足)G







血管性紫斑病(足)H







血管性紫斑病(足)I




赤みのある紫色の胸斑の発疹が大小不同で見られています。
紫斑が見られるのは、足の前側にある傾向が血管性紫斑病の特徴です。














アトピー性皮膚炎(目の周囲)@




プロトピック軟骨で治療開始後に改善した目の周囲の発疹です。
著名によくなっています





アトピー性皮膚炎(目の周囲)A








舌なめずり皮膚炎(治療後)




舌なめずり皮膚炎のお子さんにプロトピック軟骨で治療して改善したものです。
アトピー性皮膚炎では、目の周囲や口周囲に発疹が見られます。
口周囲には舌なめずり皮膚炎がよく見られますが、発疹が消失するまで、プロトピック軟骨を塗ります。
発疹が消失しましたら、1週間に3日くらい塗っていますと皮膚がきれいに保つ事が出来ます。




アトピー性皮膚炎(目)




目の周囲に出来たアトピー性皮膚炎です。
目の周囲の発疹は、とても治りにくいのが特徴としてあります。
2歳以上ですと「プロトピック軟膏」がよく効きます。
2歳未満ですと使う事が出来ませんので、漢方薬で目の周囲の発疹の赤みを改善する治療となります。





鼻水




小さなお子さんは、鼻水の症状がよく見られます。
アレルギー性鼻炎のお子さんは、鼻風邪になるとこの写真のように鼻水が滝のように流れて見られます。
アレルギー性鼻炎のお子さんは、喘息を起こしてくる傾向があります。
喘息のお子さんは鼻水が出てきますと、次に喘息の咳が出てくる事がよくあります。
鼻の症状はとても大切なサインなのです。




やけど(腕)




コーヒーをこぼしてお子さんの腕に出来たやけどです。
表皮が部分的になくなり、その部分の皮膚は、真皮が露出しているので、モコモコして見えています。
これも重症のやけどです。






引っ掻き傷(猫)




飼い猫に引っ掻かれて出来た女の子のお子さんの首の線状の傷です。
治りにくいので、傷の赤みと腫れを治す白虎加人参湯と言う漢方薬を飲むと早く改善します。





溶連菌感染症




溶連菌感染症のお子さんの体にみられた発疹です。
細かい円形の赤い発疹が多数みられています。
典型的な溶連菌感染症の発疹です。
風疹の発疹に似ています。





しもやけ(手の指)




赤ちゃんの指に見られたしもやけです。
右側に見られるのが、本来一番小さな小指ですが、一番赤く太く腫れています。




スティーブンスンジョンソン症候群(首)初日




重症の多型浸出性紅斑の首の部分の初日の発疹です。
真っ赤に皮膚が腫れいます。
紅斑が著名に見られています。



スティーブンスンジョンソン症候群(首)二日目




重症の多型浸出性紅斑の首の部分の2日目の状態です。
初日よりも紅斑が広がっています。
麻疹(はしか)に似ていますが「スティーブンスンジョンソン症候群」と言って重症の多型浸出性紅斑です。




スティーブンスンジョンソン症候群(胸)初日




重症の多型浸出性紅斑の胸の部分の初日の発疹です。
紅斑がかなり見られています。





スティーブンスンジョンソン症候群(胸)二日目




重症の多型浸出性紅斑の「スティーブンスンジョンソン症候群」の2日目の胸の発疹で紅斑がさらに拡大して真っ赤に見られています。




スティーブンスンジョンソン症候群(お腹)初日




重症の多型浸出性紅斑の初日のお腹の紅斑ですが、まだ少ししか発疹が見られていません。




スティーブンスンジョンソン症候群(お腹)二日目




重症の多型浸出性紅斑の「スティーブンスンジョンソン症候群」の2日目の紅斑で一見すると麻疹(はしか)によく似ています。
紅斑が1日しか経過していないのに、発疹が著名に拡大して増えています。




スティーブンスンジョンソン症候群(背中)初日




重症の多型浸出性紅斑の初日の背中の発疹ですが、まだ紅斑は少ししか見られていません。




スティーブンスンジョンソン症候群(背中)二日目



重症の多型浸出性紅斑の「スティーブンスンジョンソン症候群」の2日目の背中の発疹です。
紅斑が大きくなり広がっています。
麻疹(はしか)によく似た発疹です。




スティーブンスンジョンソン症候群(腕)二日目



重症の2日目の腕に見られた著名な紅斑です。
初日には首や体に紅斑が見られていましたが、腕には紅斑は見られなかったのです。
じんましんのようにも見えますが、多型浸出性紅斑です。




アナフィラキシーショック(腕)@







アナフィラキシーショック(腕)A







アトピー性皮膚炎(目)@



目の周囲に限局して乾燥した発疹が見られます。
目の周囲に発疹がありますと、目を引っ掻いてしまい結果的に眼球を傷つけてしまいます。
将来的にアトピー性の白内障や網膜剥離を起こしやすくなりますので、一番先に治さなければならない部分です。





アトピー性皮膚炎(目)A







アトピー性皮膚炎(足)



乾燥が強くカサカサしていますが、白く線状の引っ掻き傷も見られています。
足によく見られる乾燥型のアトピー性皮膚炎で、意外に治療されずにみすごされている事がよくあります。





アトピー性皮膚炎(足)



足に亀の甲羅のような形をしている発疹が大小たくさん見られていますが、これはアトピー性皮膚炎に見られるもので、皮膚が乾燥が強すぎて、皮膚がカサカサしすぎている状態で、皮膚が干からびて水分が極端に少なくなっている事を示していまして、重症なアトピー性皮膚炎ですので、出来るだけ早く治療が必要です。





蒙古斑(背中)



3歳の男の子の背中に見られた青アザで蒙古斑と言います。
普通は赤ちゃんによく見られ、1歳頃までには自然に消えていきます。
このお子さんは、3歳でも見られていて珍しい例です。





カポジ水とう様発疹症(腕)



腕にみられたカポジ水とう様発疹症です。
見た感じは水ぼうそうの発疹に似ていますが、水ぼうそうとの違いは部分的に発疹が集まってみられる事です。
水ぼうそうは発疹が部分的に集まる事はなく体中に均等に分布しています。






レックリング・ハウゼン病@



体に見られたカ典型的なカフェオーレスポットです。カフェオーレスポットは、レックリンハウゼン病に特徴的に見られる発疹です。小児の時は、このような発疹しか見られませんが、思春期から成人になりますと、この発疹の部分が腫瘍になり盛り上がってきます。
葉っぱ様の楕円形のコーヒーのしみのような茶色の斑点が見られるので、カフェオーレスポットと言われています。
大きな斑点が見られる中で、その周囲に小さなカフェオーレスポットが多数見られています。





レックリング・ハウゼン病A







レックリング・ハウゼン病B






レックリング・ハウゼン病C



体に見られた小さなカフェオーレスポットです。




レックリング・ハウゼン病(手)D



手に見られたカフェオーレスポットですが、カフェオーレスポットの左側に腫瘍化した小さな円形の突起が見られます。




レックリング・ハウゼン病E







レックリング・ハウゼン病F







レックリング・ハウゼン病(手)G



中央に見られたのが、レックリンハウゼン病の腫瘍です。円形に突起状になっているものです。小児の時には、この腫瘍の部分はカフェオーレスポットの発疹として見られます。
腫瘍の左側にまだ腫瘍になっていない状態のカフェオーレスポットが見られています。
これは、レックリンハウゼン病の成人例です。




紅皮症



赤ちゃんの手の親指と人差し指と手のひらに見られた赤い発疹です。
真っ赤になっていて、触ると熱感があり、皮膚が少し腫れています。
これは紅皮症(紅斑)と言う状態で、皮膚が部分的に炎症がひどく、火事が起きているものです。
じんましんや多型浸出性紅斑などで見られる発疹ですが、赤ちゃんでは稀です。
皮膚の火事を抑える白虎加人参湯と言う漢方薬が効果があります。




レックリングハウゼン病(お腹)



お腹に見られたレックリングハウゼン病のカフェオーレスポットです。
かなり大きな発疹で、コーヒーのしみのような色をしています。
また、お腹全体にアトピー性皮膚炎の発疹が見られていきます。





レックリングハウゼン病(背中@)



中央に見られるのが、レックリングハウゼン病のカフェオーレスポットの典型的な発疹でコーヒーのしみのような色をしています。
さらに、同時に背中全体にカサカサしたアトピー性皮膚炎の発疹が著名に見られていきます。
白く見られる線は引っ掻き傷です。


レックリングハウゼン病(背中A)



多数の引っ掻き傷が背中に白い線状に見られていきます。これは、かなり痒みが強いサインで重症です。
また、背中には、茶色の斑状の発疹がいくつか見られていますが、これは、レックリングハウゼン病の時に見られる典型的なカフェオーレスポットと言うものです。(コーヒーのしみの色に似ている発疹なので、この名前がついています。
アトピー性皮膚炎に合併して見られるのは、とても珍しい事と考えられます。




舌なめずり皮膚炎(口周囲)と鼻のとびひ



右側の鼻のところにはとびひが見られていますが、さらに、口周囲には全体的に境界線が明瞭な舌なめずり皮膚炎が著名に見られています。




じんましん(お腹)



細かいじんましんがお腹に多数見られています。
このように、じんましんが小さなケースもあります。





じんましん(背中)




隆起したじんましんの発疹が背中に見られています。
かなり大きなじんましんです。




蜂窩織炎(ほうかしきえん)



脚にみられた蜂窩織炎(ほうかしきえん)です。
皮膚の発赤が著名にみられて、その部分を触りますと、熱感が凄く、さらに、腫れも強く、ちょっと触っただけで、とても痛がります。
この男の子は、症状が重症でしたので、歩くことも出来ませんでした。
直ちに、入院治療していただきました。



やけど(手)@



熱湯でやけどをした1歳のお子さんの手の状態です。
やけどがかなり重症なので、表皮が剥がれてしまい、真皮が露出してモコモコした表面が見られています。
ゲーべンクリームを厚く塗り皮膚を間守ってあげないといけません。



やけど(手)A




やけどから5日経過した皮膚の状態です。
初めに見られた真皮のモコモコした状態はなくなり、表皮が赤く再生されてきた皮膚のものでかなり改善が見られています。
まだゲーべンクリームの塗り薬は必要です。



やけど(手)B



やけどから1週間経過した状態のものです。
皮膚の赤みがかなり薄くなり、表皮がかなり正常化してきました。
この状態になりましたら、塗り薬をステロイドの塗り薬に変更すると表皮がさらに改善してきます。




アトピー性皮膚炎(唇)



唇のところに見られたアトピー性皮膚炎です。
このようなタイプのアトピー性皮膚炎は、大きなお子さんに見られますが小さなお子さんにはあまり見られません。
唇を自分で舐めている事があります。





アトピー性皮膚炎(足首)(治療前)



足首に部分的に見られたアトピー性皮膚炎です。
局所的にひどくアトピー性皮膚炎が見られるお子さんが増えてきました。




アトピー性皮膚炎(足首)(治療後)



足首に見られたアトピー性皮膚炎をステロイドの塗り薬の治療をすると、部分的にひどく見られたアトピー性皮膚炎が改善してきます。





やけど(腕)



小さなお子さんの腕にみられたやけどです。
真皮は露出しておらず表皮に赤い部分と水ぶくれが見られているので、まだ重症にはなっていません。





とびひの後の脱色素斑(腕)



お子さんのとびひが重症の場合には、とびひが治った後に皮膚の部分が、色素が抜けて白く見られる脱色素斑が見られます。
このような場合は、自然に治っていきますので特に治療は必要ありません。





突発性発疹症



赤ちゃんの体に見られた突発性発疹症の発疹です。
突発性発疹症は麻疹(はしか)の発疹によく似ています。
発熱が数日経過し解熱した後に、発疹が顔と体に出てきます。
発疹は通常1週間以内に消えますが、発疹はお風呂に入ると一時期に色が濃くなります。





脂漏性湿疹(おでこと頭皮)



赤ちゃんのおでこから頭皮にかけてみられるカサカサとした湿疹が脂漏性湿疹です。
治りにくいように見えますが、ステロイドのローションを外用すると意外に早く治ります。
赤ちゃんで生後まもなくから3ヵ月くらいまでの小さなお子さんによくみられます。





ニキビ



20歳の女の子のほほに見られたニキビの写真です。
ニキビになってからかなり経過していますので、重症のニキビになっています。
ニキビ菌が原因ですのでニキビ菌を治療する抗生剤を飲むのが良いのですが、重症の場合は膿を出しやすくする「排膿散及湯」という漢方薬を併用して飲みますと早く治ります。





蜂窩織炎



とびひとは違った皮膚の細菌感染症ですが、似たような病気で「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」があります。
写真は、お腹に見られた蜂か織炎の発疹です。
真っ赤に腫れた円形の発疹の中央には膿みの腺が白く見えます。
皮下に細菌感染が広がった状態で皮膚がいわば肺炎になったような重症の細菌感染症です。
できるだけ早く抗生剤による治療の開始が必要です。




アトピー性皮膚炎(おでこ)



おでこに見られたアトピー性皮膚炎の発疹です。
おでこを横にシワがはいったカサカサの線上の湿疹がたくさん見られています。





舌なめずり皮膚炎



アレルギー性鼻炎のお子さんにみられた舌なめずり皮膚炎です。
この男は上唇の上側をよくなめずりまわしていますので、唇の上側に山状に舌なめずり皮膚炎がみられています。




手足口病(足)



赤ちゃんの足にみられた手足口病の発疹ですが、ちょっと見た目には水ぼうそうのような発疹にも見えます。
ところが手足口を見ますと、手足口病の発疹が多数みられます。
これも手足口病の発疹なのです。




アトピー性皮膚炎(足)



足にみられたカサカサタイプの乾燥化が著名なアトピー性皮膚炎です。
乾燥化が強いために皮膚の表面に和紙のような細かい線が多数みられて、アトピー性皮膚炎としては重症です。
このタイプのアトピー性皮膚炎は、お母さん方にあまり重要に思われないせいでしょうか塗り薬を使われていない傾向が目立つます。




とびひ(耳)




赤ちゃんの耳全体にみられた「とびひ」です。
じくじくした感じの傷を示していて典型的な「とびひ」です。
耳全体にみられるのは珍しいケースです。




粘液嚢腫(唇の裏側)



下唇の裏側にみられたゼリー状のまるい円形の小さな腫瘤です。
粘液嚢腫といいまして、ほとんどが良性の腫瘍です。
口腔外科で手術をして組織をみて最終確認が決まる病気です。





とびひ(鼻)



左の鼻のところに出来たとびひです。
お子さんのとびひは結構鼻のところにできる事が多いのです。
ちなみに、このお子さんはゲンタシ軟膏とリンデロンクリームを塗っていましたので治らなかったケースです。





汗疹(おでこ)



おでこから頭皮にかけてみられる「汗疹」です。
汗疹も重症になるとこのような凄いかぶれになるのです。





脂漏性湿疹


赤ちゃんの顔にみられた脂漏性湿疹です。
カサカサとした湿疹が顔全体的にみられている典型的な湿疹です。
この赤ちゃんの脂漏性湿疹は重症です。
最近はこのような重症のケースはあまりみられなくなりましたが、意外にもステロイドの塗り薬で著名に改善します。





蕁麻疹(太もも)


太ももにみられた蕁麻疹です。
蕁麻疹はこのように赤く盛り上がってみられるのが特徴です。




蕁麻疹(体)


体にみられた蕁麻疹です。
真っ赤になっている部分が蕁麻疹が出ているところです。
蕁麻疹はこのように蕁麻疹の出ている皮膚と出ていない皮膚がはっきり区別出来るのが特徴です。





水イボ(おしり)


アトピー性皮膚炎とカポジ水とう様発疹症が重症であったために初めは水イボがを摘除できなかったお子さんの水イボです。
アトピー性皮膚炎とカポジ水とう様発疹症を治療した後に、この写真のような状態になれば初めて水イボを摘除する事が出来るのです。





とびひ(治った後の発疹)


とびひが重症の時には、治った後にピンク色のケロイドように発疹が残る事があります。
このような時には、保湿材を塗ると発疹が消失していきます。





手足口病(腕)


重症のアトピー性皮膚炎にみられた手足口病の発しんです。
手足口病の発しんも通常のものよりかなり大きく、また発しんの数もかなりたくさんのものが腕に集中してみられています。






水虫(足の指)


足の指全てにカサカサと白い皮膚がみられています。
水虫菌の皮膚炎が足の指全体に拡がっている状態です。





イボ(足背と足の親指)


右足背にできたイボと左足の親指にできたイボです。




カビ(足の指と指の間)


足の指と指の間にみられた水虫菌の皮膚炎です。
赤くただれている部分と皮が剥けた部分とカサカサした部分が同時にみられています。
重症の水虫菌の皮膚炎です。




カビ(おちんちん)


おちんちんから睾丸からおまたにかけて広範囲にみられている水虫菌の皮膚炎です。
カサカサとかさぶたのように白くなっているのが水虫菌の特徴です。




カビ(足の親指)


足の親指にカサカサした水虫菌の湿疹がみられています。
最近はお子さんの水虫菌が増えています。




カビの皮膚炎(おしり)


水虫菌がおしりに皮膚炎をおこしたものです。
周囲との境界がハッキリしていて、湿疹の部分はカサカサと白くなっています。
カビの特徴としてこのようにカサカサした局所の部分的な皮膚炎があります。
主に体にこのタイプのカビがよくみられます。




臍肉芽腫(お臍)@


赤ちゃんのお臍にみられる赤みのある円形の腫瘤で「オデキ」のようなものです。
治療は硝酸銀の液をつけると治りますが硝酸銀が手に入りにくくなっています。




臍肉芽腫(お臍)A






爪はくせん(足の小指の爪)


足の小指の爪が白くなり変形しています。
これは爪に水虫菌が感染した「爪はくせん」という状態です。
爪はくせんは大人にみられる事が多いのですが、最近は小さなお子さんにもこの写真のようにみられるようになりました。





とびひ(胸)


左側の胸のところにできた「とびひ」です。
島状の楕円形の大小不同の「とびひ」がみられています。
とびひは少し治りかけていますので、ジクジクした感じはあまりありませんが、これも「とびひ」です。




オムツかぶれ(肛門)


肛門のところにできたカビ(カンジダ)によるオムツかぶれです。
赤みがあり周囲にカサカサとした湿疹があるのが特徴です。
さらに肛門から周囲に放射状の亀裂がいくつもみられていますが、これがみられるお子さんは便秘症の事があります。
便秘症のお子さんは固い便を力んで排便するので、肛門に圧力がかかり亀裂ができるのです。




とびひ(下唇)


下唇の中央にできた「とびひ」です。
とびひは通常は唇にできることはほとんどありません。




苺状血管腫(お腹)


生後2ヶ月の赤ちゃんのお腹にみられた典型的な苺状血管腫です。
苺状血管腫の多くは1歳くらいまでに薄くなるか消える傾向がありますので特に治療は必要はありません。



苺状血管腫(足)


生後2ヶ月の赤ちゃんの足にみられた苺状血管腫です。
鮮やかな赤色の小さな苺状血管腫が多数集まって大きな形を作っています。
珍しい形の苺状血管腫です。



日焼け@


3歳の男の子です。
海水浴に行って日焼けをし、5日目の写真です。
写真のように皮膚が真っ赤に腫れていて触ると熱感を感じます。
これは日焼けにより起こった火傷です。
近医の皮膚科でステロイドの塗り薬を処方されていましたが、このような重症な状態になってしまうと、火傷の治療と皮膚の赤みを冷ます飲むお薬が必要です。
このような時には重症の火傷の塗り薬に加えて、皮膚を冷やす百虎加人参湯という飲む漢方薬がかなり効果があります。
皮膚止めは大切ですね。


日焼けA





脱毛症B


頭の上からみた脱毛症のお子さんの写真です。
頭頂部には黒い毛がみられますが,その周囲には白い毛がたくさんみられていて,この部分が脱毛症が著名だったところです。
白い毛は全て新しく生えてきた産毛です。



脱毛症C


小さなお子さんの脱毛症です。
夏になり暑い事もありまして,脱毛症がありましたが,お母さんが一度頭の毛を丸刈りにしてみたいとの事もありまして,カットしてから2週間くらいした時の写真です。
頭の毛をカットしたところ,産毛が新しくたくさん発毛してきました。
白く見えるのが新たに発毛してきた毛で,かなり広範囲に発毛してきています。
黒く見える毛はもともとあった毛です。



手足口病(腕)


腕にみられた手足口病の発しんです。汗ものようにも見える発しんですが,手足には手足口病の発しんがみられています。


手足口病(13才の喉)


13歳の女の子の口の中の喉のところにみられた手足口病の典型的な発しんです。
13歳の大きなお子さんでみられるのは大変珍しいです。
手足口病はもっと小さなお子さんにみられる事が多いのです。


手足口病(13才の足)


13歳の女の子の足の指と足の裏側にみられた手足口病の発しんです。



手足口病(13才の手@)


13歳の女の子の手足口病です。
手足口病はどちらかといいますと小さなお子さんがかかる病気ですので,13歳の女の子はとても珍しいケースになります。


手足口病(13才の手A)





手足口病(踵)


足底の踵のところにみられた手足口病の発しんですが、通常のものと較べてかなり大きな発しんです。


手足口病(耳)


耳にみられた手足口病の発しんです。
手足口病で耳に発しんがみられたのは私も初めての経験でした。
このお子さんは手足に典型的な手足口病の発しんがみられました。


手足口病(足の親指)


足の親指にみられた手足口病の大きな発しんです。
足の親指にみられる手足口病の発しんも珍しいケースです。


手足口病(指)


手の指にみられた手足口病の典型的な発しんです。
赤い小さめの発しんが手の指にいくつかみられています。
この写真が本来の手足口病の発しんです。


手足口病(ふともも)


足のふとももにみられた手足口病の発しんです。
一番大きな発しんはドーナツ形の円形の赤い紅斑様を示しています。



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