写真でわかるこどもの病気@


重症とびひ(親指)


指に出来た重症のとびひです。
前医でステロイドの塗り薬を処方されていました。
とびひは細菌感染が原因ですので、早めに抗生剤の飲み薬と塗り薬が必要ですが、ステロイドの塗り薬を使いますと悪化してしまいますので注意が必要です。




重症とびひ(親指)




淤血(おけつ)の足


足の裏側のかかと部分がぶよぶよしていて、色が赤黒く変色している赤ちゃんの足です。
触ると確かにぶよぶよしていて、色も赤黒く変色しています。
これは淤血(おけつ)といって、足のかかとのところが、部分的に血流が悪い状態が起こっている症例ですので血流を改善するお薬を飲むと改善します。




アトピー性皮膚炎の手の指



アトピー性皮膚炎の手の指の写真です。指先の皮膚にアトピー性皮膚炎はが目立ちますが、さらに右端に写っている指先の爪も変形が見られます。また、爪のあまかわもカサカサとしています。
これは「血虚(けっきょ)」といって、手の指先全体の血流が良くない時に現れる症状です。指先の血流を全体的に改善するお薬を飲むと改善します。




蜂窩織炎


足の指の蜂窩織炎です。足の指が全体的に赤く腫れていて触れると熱感があるのが特徴的で、お子さんは痛みを訴えることが多いです。
皮ふの下に細菌が侵入している状態ですので、「とびひ」よりは重症です。




眼周囲炎



花粉症のお子さんにみられる眼周囲炎です。
眼の周囲にカサカサした発疹ができます。花粉症以外にアトピー性皮ふ炎でも見られますが、アトピー性皮ふ炎の眼周囲炎では眼の上側だけではなく、下側にも発疹が見られることが多い傾向にあります。


果物アレルギー 口唇


食物アレルギーの中でも果物アレルギーはこの写真のように口唇が腫れてくるのが特徴です。果物を食べて短時間で口唇がこのようにむくんで腫れてきます。




蕁麻疹



左太ももにできた「じんま疹」です。
じんま疹はこのように赤く隆起した発疹が様々の大きさでたくさん見られるのが特徴です。


とびひ


体にできた重症の「とびひ」です。
左側の大きな円形の部分がとびひの中心で、ここから外側に「とびひ」が拡がっているのがわかります。




アトピー性皮ふ炎



目の周りに出来ているアトピー性皮ふ炎です。
目の周りに出来ているアトピー性皮ふ炎は、お子さんが目をこする傾向があり眼球が傷つくので、早めの治療が必要です。



舌なめずり皮ふ炎



お子さんが口の周りを舌でなめる癖があると、このように口の周りに舌なめずり皮ふ炎というかぶれが出来ます。アトピー性皮ふ炎のお子さんでもみられますが、アトピー性皮ふ炎でないお子さんでもみられます。



@アナフィラキシー顔



アナフィラキシーショックを起こした私(院長先生)の息子です。
一見すると食物アレルギーのような顔の腫れです。
瞼や唇も腫れ、顔全体が浮腫んだような皮ふになっています。
アナフィラキシーの初期症状は、このように顔や瞼が急速に腫れます。彼の場合は皮ふ症状以外に同時に悪心・下痢や呼吸困難の喘息のような症状と、血圧低下によるめまいを起こして救急車にて病院へ搬送されました。
これをアナフィラキシーショックといって、何らかのアレルギーの原因となる物質が体の中に入りこんで起こした重症のアレルギーです。


Aアナフィラキシー瞼(まぶた



@のお子さんの瞼です。
瞼の腫れが強いので、目が開きにくくなっています。す。



B治療2日目






C治療2日目


治療開始後2日目の写真です。
左目瞼の腫れが著明に改善して目が開けやすくなりました。



D治療3日目





E治療4日目



特徴的な皮ふ症状として、写真にみられるように顔が浮腫んだり、瞼が腫れてきます。
最も多い原因としては食物アレルギーが考えられますが、彼は小麦材料の食事の後にイブプロフェンという鎮痛剤を服用した後、症状が出ていますので、小麦アレルギーの要素をもつ人が鎮痛剤を服用したことでアレルギー反応が起こったものと考えられます。
このように食物だけではアレルギーを起こさないのに、食物と一定のお薬でアレルギーが起こることがあります。




多形滲出性紅斑@



円形状のドーナツ様の発疹です。
多形滲出性紅斑で、じんま疹の特殊型です。



多形滲出性紅斑A



手のひらにみられた多形滲出性紅斑です。
赤く腫れあがった発疹がたくさんみられます。



多形滲出性紅斑B



足の底にみられた多形滲出性紅斑です。



カポジ水痘様発疹症



手首にみられた発疹です。
とびひに似ていますが、これはカポジ水痘様発疹症という
ヘルペスウイルスの感染による皮ふ炎ですので治療が必要です。



脱水症のお腹



脱水症を起こしますと、お腹の張りが弱くなり写真のようにシワシワと皮ふがつまめます。元気な時には皮ふはつまめませんので、このような状態になると点滴が必要です。



水ぼうそう@



オヘソの形で凸凹した発疹がみられます。
これも典型的な「水ぼうそう」の発疹です。
周囲には3ケの赤い発疹がみられますが、これらはまだ水泡(水ぶくれ)になってません。



水ぼうそうA



@と同じような発疹が左右対称にみられます。




アレルギー性結膜炎@



白目の部分(眼球結膜)に充血がみられます。
典型的なアレルギー性結膜炎のものです。アレルギー性結膜炎はアレルギー性鼻炎(花粉症)に合併することが多いのが特徴です。



アレルギー性結膜炎A



白目の部分(眼球結膜)だけでなく、眼瞼の充血もみられるアレルギー性結膜炎のお子さんの状態です。
両方の充血がかなり強く、重症のアレルギー性結膜炎です。


アトピー性皮ふ炎外陰部@



外陰部周辺にみられたアトピー性皮ふ炎です。
カサカサとした典型的なアトピー性皮ふ炎です。


アトピー性皮ふ炎外陰部A





水ぼうそう(拡大)



典型的な水ぼうそうの水泡(水ぶくれ)です。


水ぼうそう(全体)



発疹が体にたくさんできています。
水泡(水ぶくれ)や赤い発疹が同時に出てくるのが特徴です。



水ぼうそう(喉)



発疹が喉の左側にできています。
皮ふに水泡ができるのが特徴ですが口の中や粘膜にも水泡ができます。




イチゴ状舌(イチゴジョウゼツ)




主に「溶連菌感染症」の時にみられる典型的な「イチゴ状舌」です。
果物のようなイチゴの表面のブツブツとした赤い舌がみられます。



肛門周囲膿瘍A



黄色くみえるのは肛門周囲膿瘍から膿が出ています。
このような時には抗生物質を飲んで治す必要があります。



脱毛症@



頭部の毛髪が部分的に多発して脱毛しているお子さんです。
円形脱毛症の場合は、文字通り円形に脱毛を起こしますが、このお子さんのように部分的に脱毛するお子さんがみられるようになりました。
多くは環境の問題で、お子さんに何らかのストレスが生じた時に起こります。
例えばお子さんがお母さんともっと一緒に過ごしたいのに、お仕事などでかかわれなかった時などです。
お子さんの脱毛は、お母さんに対しての「心」のサインです。


脱毛症A



@と同じお子さんの頭頂部です。
層状に脱毛がみられます。
頭皮の毛が抜けるということは頭皮の血流が十分ではないことが背景にあります。
頭皮の血流を改善する飲み薬がありますので、塗り薬と併用すると効果があります。
飲み薬は「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」や「黄耆建中湯(オウギケンチュウトウ)」がよく効きます。



細菌性結膜炎(インフルエンザ菌)



白目の部分が赤く充血しています。
目と目の周囲にかけて黄色の目やにがたくさんみられます。
これは重症の「細菌性の結膜炎」です。
重症の細菌性結膜炎は治療が遅くなると、視力障害(物が見えにくいなど)を起こしたり目の奥の膜をやぶって侵入すると脳に入り髄膜炎などを起こすことがあるので、早めの治療が必要です。
この病気は点眼薬だけでは不十分なので、抗生剤の飲み薬が必要となります。




爪割れ@



オモチャを持っているお子さんの右手親指の爪が割れています。
このように最近のお子さんは、手指の爪が割れやすくなったり、剥がれやすくなっているお子さんがみられます。
手指の血行が不十分な状態が原因ですので、飲み薬で血行を改善してあげれば爪はよくなります。
「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」がよく効きます。



爪割れA



右手指(人差し指・中指・薬指)の爪が割れて、剥がれています。
@と同様に飲み薬で改善します。





爪割れB



右手指(親指・人差し指・中指・薬指)の爪が割れて、剥がれています。
これも@と同様に飲み薬で効果があります。





肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)




肛門の周囲に円形の腫瘤がみられることがあります。
これを肛門周囲膿瘍といって、痛みがでることがあります。
十全大補湯という漢方薬が効果的です。
男の子に多くみられる病気ですが、再発が多いと手術が必要なこともありますので、早めにお薬で治しましょう。




アトピー性皮膚炎@左ほほ




カサカサと乾燥しているのが目立ちます。





アトピー性皮膚炎A赤ちゃんの頭部




カサカサと著名に乾燥しています。



アトピー性皮膚炎B手



手背にみられた「しもやけ」です。
アトピーのお子さんには冬場になるとよくみられます。





アトピー性皮膚炎Cよだれかぶれ



口の周囲にみられる「かぶれ」です。
アトピーの赤ちゃんでは、このような特徴的な「かぶれ」がみられます。



アトピー性皮膚炎Dおでこ



赤ちゃんの「おでこ」から「頭皮」にかけてみられます。


アトピー性皮膚炎E右手のひら



このように手のひらに「かぶれ」が起こりやすい傾向があります。



アトピー性皮膚炎F右手背




乾燥に加えて、皮ふが厚く硬くなっている部分が多数みられます。重症です。


アトピー性皮膚炎Gひじ(内側)



手や足の関節の周囲にアトピーが強くみられる傾向があります。



アトピー性皮膚炎H両ひざ



白い線はひっかき傷です。


アトピー性皮膚炎I左足



中指、薬指、小指が赤く腫れています。
これも「しもやけ」です。アトピーでよくみられます。


アトピー性皮膚炎J耳



乾燥が著明で炎症が強いので、皮ふが赤く腫れあがっています。


アトピー性皮膚炎K手首



乾燥が強く、皮ふが厚く硬くなっている部分がみられます。重症です。


アトピー性皮膚炎L右手指



Kと同様に重症です。



アトピー性皮膚炎M指先



このように、手の指先だけに皮ふ炎がみられることがあります。
男の子より女の子に多くみられる傾向があります。





アトピー性皮膚炎N右目


眼の周囲をかゆがってこすってしまうと眼球に傷がつき、将来アトピー性白内障や網膜剥離などの眼の合併症を起こしたりします。
眼の周囲のアトピーはプロトピック軟膏などで早めに治療しましょう。




アトピー性皮膚炎O舌なめずり皮ふ炎


お子さんが自分の舌で自分の口唇とその周囲をなめてかぶれています。
大きな年齢のアトピーにみられる症状です。






りんご病(伝染性紅斑)@



両前腕

前腕から手にかけてレース状の紅斑(うっすらと赤い発疹)がみられるのがりんご病の特徴です。




りんご病(伝染性紅斑)A



前腕から手

@と同じような紅斑がみられます。



りんご病(伝染性紅斑)B





体も@と同じような紅斑がみられます。





多型滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)@



6才男の子の手にみられた発疹です。
この発疹は「多型滲出性紅斑」という、ちょっと治りにくい蕁麻疹の一種です。
このお子さんは溶連菌感染症が原因で、多型滲出性紅斑を発症しました。



多型滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)A






多型滲出性紅斑(治療後5日目)B



治療前に見られた「多型滲出性紅斑」の発疹が消えて、著明に改善しています。



多型滲出性紅斑(治療後5日目)C






漢方でみる「舌」



これは小学校高学年の女の子の「舌」の写真です。
「舌」の周囲に凹凸(おうとつ)のようなギザギザした「歯痕」が辺縁部にみられます。
このような「舌」のお子さんは次のことを示しています。
@お子さんが元気のない状態です。
 例えば疲れやすとか言葉に力がない、脈が弱いなどがあります。
A体の中の体液(血液以外)の偏在を表しています。
 むくんでいる時はその部分に体の体液が溜まったり、腸に偏在すると下痢になります。



おむつかぶれ



これは赤ちゃんのオムツかぶれです。
おしり全体が均一に真っ赤になって、カビのオムツかぶれのような「モコモコ」感はみられません。



カビのオムツかぶれ@



おしりにできた「カビ」のオムツかぶれです。
ところどころに「モコモコ」とした形の発疹が見られるのが特徴です。
通常のオムツかぶれのぬり薬だけでは治りません。「カビ」を治すぬり薬が必要です。



カビのオムツかぶれA



@と同じ症状ですが、発疹が@よりもさらにきわだってみられます。



カビのオムツかぶれB



オチンチンの近くにできたものです。
「カサカサ」と白っぽく見える発疹が特徴です。



カビのオムツかぶれC



オチンチン、睾丸、おしりとかなり広範囲にBのような発疹がみられています。



臍(さい)ヘルニア@



生後一ヶ月の赤ちゃんの「おへそ」を正面からみたものです。
かなり膨らんで、突起状に丸くなっています。
これを「臍ヘルニア」といって、早期であれば簡単な治療で治ります。





臍(さい)ヘルニアA


生後三ヶ月の赤ちゃんの「臍ヘルニア」です。
泣いていきむと写真のように突出してきます。
この赤ちゃんは「臍ヘルニア」が治療されていないケースですが、すぐに治療すれば大丈夫です。




臍(さい)ヘルニアB


三才男の子の「臍ヘルニア」です。
「臍ヘルニア」は生後早期から治療すると良くなりますが、
治療せずに経過してしまうと、このお子さんのように「おへそ」が変形してしまいます。
「臍ヘルニア」が残っている状態です。




陰(いん)のう水腫C



Bと同じ男の子のオチンチンですが、右側の睾丸の入った袋(陰のう)が左側と比べて大きく肥大しています。
このように陰のうが腫れているものを「陰(いん)のう水腫」と言います。
通常は1才までに自然に治っていきますが、この男の子は3才でもみられるので手術による治療が必要になります。
この男の子は「臍(さい)ヘルニア」と「陰(いん)のう水腫」を合併していました。





水虫


お子さんの足にできた水虫です。
「現代っ子」は昔のお子さんと違い水虫もできます。





イボ


足の指にできたイボです。
液体窒素を使った治療で治ります。
昔のお子さんにはあまり見られませんでしたが、「現代っ子」にはよく見られます。




口唇ヘルペス(口内炎)


ヘルペスウィルスによる口内炎です。
のみ薬がよく効きますが、症状の早い時期に飲むことが大切です。



苺状血管腫


典型的な苺状血管腫ですが、通常のものより厚みがあります。
通常ですと治療の必要はありませんが、このように厚みがあると自然治癒しないことがありますので、レーザーなどの治療が必要になります。




@ヘルパンギーナ


夏場によくみられる病気です。
喉の痛みや熱がでます。
→のような舌の奥に左右1個ずつあるのが発疹です。




@カポジ水痘様発疹症


水痘が治らないと来院されたお子さんの写真です。
水痘はとっくに治っている時期ですが、体全体にはまだ治りきっていない水痘の発疹がみられます。
しかし、これは水痘ではなく、カポジ水痘様発疹症というもので、ヘルペスウィルスの感染によって起こります。




Aカポジ水痘様発疹症


@と同じお子さんの写真です。
手の甲から指にまで広範囲に発疹がみられます。水痘ではこのように部分的に発疹が集中することはありません。
典型的なカポジ水痘様発疹症です。



Bカポジ水痘様発疹症


おしりの発疹が治らないと来院された方です。
これも@、Aと同じカポジ水痘様発疹症ですが、このお子さんはおしりに集中しています。
珍しいケースですが、このように「治りにくいおしりの発疹」ではカポジ水痘様発疹症が考えられます。




Cカポジ水痘様発疹症


Bのお子さんのおしりから右足にかけてのカポジ水痘様発疹症です。
感染が強いので、発疹が広範囲に広がっています。



Dカポジ水痘様発疹症


背中にみられるカポジ水痘様発疹症です。
飲み薬とぬり薬でよく治ります。



単純性ヘルペス@


頬にみられた「単純性ヘルペス」の発疹です。このような初期の段階で治療をすれば経過は良好なのですが、放置してしまうと顔面の帯状疱疹
に移行して重症化することがあります。



単純性ヘルペスA


赤ちゃんのおしりに出来た「単純性ヘルペス」です。
モコモコとした円形状の発疹が一ヶ所に集中してみられるのが特徴です。大きなお子さんは痛みが伴いますが、赤ちゃんや小さい
お子さんでは、あまり痛みを伴いません。




単純性ヘルペス?B


これは「単純性ヘルペス」に似ていますが、実は「水疱性膿か疹」(水ぶくれタイプのとびひ)です。



水いぼ@


単発の水いぼです。



水いぼA


複数見られる水いぼですが、このように多数のいぼが見られるのは、アトピー性皮ふ炎のお子さんに多いです。

手足口病


手のひらにみられた「手足口病」の発疹です。名前の通り、この発疹が手、足、口の中にみられます。





とびひ@


アトピー性皮ふ炎のお子さんの左ほほにできた重症の「とびひ」です。

小さなお子さんの「とびひ」は「ほほ」や「鼻の周囲」にできることが特徴です。
この症状ではステロイドの塗り薬は、塗ると悪化してしまうので使うことはできません。
抗生剤の「飲み薬」と「ぬり薬」が必要になります。



とびひA 治療中2週間

とびひ@のお子さんの2週間後の状態です。

重症の「とびひ」でしたので、表面にあった「とびひ」の皮膚が剥がれて、その下に新しい皮膚ができた状態です。

この状態になってから、アトピー性皮膚炎のステロイドの塗り薬を使用しますと、正常の皮膚へ改善していきます。





とびひB 耳

耳にできた「とびひ」です。

小さなお子さんは耳のところも「とびひ」がよくできます。



とびひC 太もも


足の太ももにできた「とびひ」です。

足の「とびひ」は小さなお子さんから大きなお子さんまでみられます。


じんま疹@

@Aともに、胸からお腹にかけてみられた典型的な「じんま疹」の写真です。
赤く円形状に隆起しているのが特徴です。正常なヒフとの境目がじんま疹でははっきりしています。

お子さんのじんま疹の70〜80%は原因不明ですが、中には食物アレルギーの症状として出ることもあります。
じんま疹が出る前に、初めて食べた食物がないか確認してみて下さい。



じんま疹A




じんま疹B

B @Aと同じ赤ちゃんの足のじんま疹の写真です。足にみられたじんま疹は、@Aのように隆起していませんが、円形状の赤い発疹となっています。

食物アレルギーの特徴的なヒフの症状です!

症状は食物アレルギーの典型的な写真です。
ヨーグルトを食べてから30分後に眼の下側の腫れと痒みがでました。

このような皮膚の症状を「アナフィラキシー」と呼びます。
 
患者さんによっては眼以外に顔全体や口唇が腫れたり、赤くなったりします。

上記のような症状がみられた時には、食物アレルギーのアナフィラキシーの変化(重めのアレルギー症状)なので、
早めに受診をしてください。お薬による治療が早急に必要です。


1 川崎病発症初期の BCG接種部位

川崎病は早期に入院治療が必要な、重要なお子さんの病気です。

川崎病の特徴として、BCG接種部位に水疱や発赤ができることがあります。
写真はその典型的な川崎病のBCG接種部位の例です。


2 川崎病発症初期の発疹

川崎病の発疹は定まったものがないのが特徴です。

写真は川崎病のお子さんに見られた「不定形発疹」です。
じんましんに似ていることもありますが、様々なタイプの赤い発疹がみられるのが特徴です。


3 川崎病 BCG接種部位(治療後)

1のお子さんのBCG接種部位を、川崎病の治療後に撮影したものです。

1のような水疱や発赤はなく、正常なBCG接種部位に回復しています。



ご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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