にきび


◆たかが"にきび"されど"にきび"
≪"青春のシンボル"はいいけれど、放っておくとあとが残ります。≫
思春期以降、男性ホルモンの影響で皮脂分泌が活発になると同時に毛穴が角質でふさがれて毛穴の中に皮脂や角質がたまるのがにきびの始まりです。

顔、背中、胸などの皮脂分泌の盛んな部位にできやすく、はじめ白いぽつぽつ(白色面ぽう)ができます。時間がたつと黒くなるもの(黒色面ぽう)もあります。

これらの面ぽうがニキビ菌により細菌感染を起こし、赤くはれて膿(う)んだものがにきびです。
デコボコなにきび跡や色素沈着〈しみ〉を残すことも多く取り返しのつかないことになりかねません。そこで日頃から注意すべきスキンケアを書きならべてみました。


◆日頃から注意すべきスキンケア
まず基本はいつも清潔に。洗顔は非常に大切です。
1日に朝、寝る前の2回は洗顔しましょう。(余裕のある人は夕方も)必ずきれいに洗った手で石鹸を十分に泡立て、ぬるま湯で丁寧に洗顔しましょう。

にきびをいじると悪化します。
気になっても触らないようにして下さい。たいていの場合は手がきたないので、頬杖(ほおづえ)はやめましょうね。
また爪を立ててにきびをつぶし膿をだしたりすると、あとが残りやすくなりますので気を付けて下さい。

髪が触れている場所には特ににきびができやすいのでゴムやピンでとめたり、カチューシャをするなど髪が顔に触れないようなヘアスタイルにしましょう。

ファンデーションの使用は毛穴がつまりにきびができやすくなります。
(特にリキッドタイプのもの)普段はなるべく目元のラインと口紅のポイントメイクだけにするよう心がけましょう。
もしファンデーションをした際には早めに洗い落とすようにして下さい。

脂っこいものは皮脂の分泌を増やし、甘いものはビタミンB群の不足を招くので控えめに。コーヒーは胃の粘膜を荒らし、胃に負担がかかるため、けっして飲み過ぎないように。コーヒー好きの方はなるべくカフェオレにして飲むようにしましょうね。香辛料とお酒もほどほどにして下さい。
普段からなるべくさっぱりとした和食を食べ、野菜とくだものでビタミンを多めにとりましょう。

ストレスはため込まず発散させ、寝不足にも気をつけましょう。
なるべく1日に7時間は睡眠をとり、規則正しい生活をして下さい。

たばこに含まれるニコチンはビタミンを分解します。吸い過ぎに注意しましょう。
かさつきがちな肌にもにきびはできます。敏感で皮膚のバリアー機能が低下しているため外的刺激を受けやすくなるせいです。

女性の場合は生理前になると皮脂分泌をうながす働きのある黄体ホルモンが分泌されるためににきびが悪化しやすくなります。
炎症が進んだにきびにはニキビ菌の増殖を抑える抗生物質が必要ですが、これには塗り薬と飲み薬があります。

塗り薬の新薬は”ディフェリンゲル”です。この薬は効きます。毛穴が詰まった白にきび、赤く炎症を起こした赤にきび、さらには毛穴が酸化した黒にきびにも良く効きます。この薬の薬効成分=アダパレンはにきびのほかに、海外では”しみ”にも認可がおりているのでにきび跡の色素沈着もうすくなることが期待できます。ただ人によっては少し刺激が強く、かさついたり、ヒリヒリとしてしみたりする場合があります。ですから初めはごく薄めにぬるようにして、慣れてきたら少しずつ多めにつけるようにして下さいね。
従来からある良く効くぬり薬にはダラシンTゲル、アクアチムクリーム、ゲンタシンクリーム、イオウカンフルローションなどがあり、にきびと肌の状態を診ながらベストな処方に変えていきます。

また肌荒れを防ぎ、皮膚の抵抗力を高めるためにビタミン剤も補助的に処方します。
漢方薬ははまるとすごく効き目がいいですよ。ぜひ試してみて下さい。

初診時


内服薬、外用薬
併用1週間後



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