心療歯科(2)


広義の意味では、歯科治療恐怖に対応する、ということになるかと思います。
治療恐怖が単純に痛みに対する外傷体験の場合、可能な限り無痛の治療を行うこと、補助として笑気吸入鎮静などを併用すること、でかなり解消できます。

しかし、PTSDや幼児期の被虐体験が根底にあるばあい、歯科治療恐怖はこれらの症状の一部として表出しているだけですから、小手先では対応できません。このような場合、緊急処置や、歯科治療が早急に必要な場合は、歯科大付属病院に入院して全身麻酔による歯科治療が適切な場合もあります。

まとめますと、当院の対応としましては、

歯科治療恐怖の方の場合、問診で問題ないと判断した場合は、特に無痛治療、低刺激治療にこころがけ、通常に歯科治療を行う。

問題ありと判断した場合、緊急度によって歯科大付属病院に依頼連携する。

精神疾患の可能性が強く疑われた場合、ご家族等とも連絡を取り連携心療内科受診を、おすすめする。
(ただし統合失調症の場合は、本人に病感がなく、しかも精神科受診を強く拒む傾向があるため、極めて困難ですが。)

依頼元が主治医の精神科、心療内科の場合、主治医に現症の状況を詳細に問い合わせ、現症に対する知識と理解を深めた上、充分な注意を払い、受容的共感的態度で1に準じた通常の歯科治療を行う。
(注;笑気吸入鎮静は健康保険で認められた、通常の歯科治療の範疇です。)


となります。

また、これまで私が読んできた書籍の一部を参考に掲載します。
書籍をあたる他にも、実地にグループ体験への参加や、講義の履修などもしてきています。

なお、この対応は基本的にボランティアです。
関連項目で保険請求ができる場合のみ(実際に歯科疾患がある場合)適法な項目を保険請求させていだきます。


また、歯科に関連する症状が観察されない場合で特に面談のみを希望される時のみ、有料(20分3000円)とさせいただきます。


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