包皮が亀頭を包み込み、亀頭を露出できない状態を包茎といいます。
通常、乳幼児期は生理的に包茎ですが、陰茎の成長とともに包皮は後退し、二次成長が終わるころには亀頭が露出します。
しかし、包茎の方は二次成長後も亀頭が包皮に覆われたままの状態でいます。
陰茎の先天疾患としてはもっとも頻度の高いものですが、子供のころは剥けていても、亀頭の炎症を繰り返すうちに後天性に包茎になってしまうこともあります。
■真性包茎
包皮口が亀頭より小さく狭いために亀頭をまったく露出できない状態を
真性包茎といいます。
包皮口がとても狭い場合は排尿障害を起こし、障害が続けば上部尿路である腎障害の原因にもなります。
■仮性包茎
普段は包皮が亀頭を包み込み亀頭を露出できませんが勃起時に剥ける状態、あるいは包皮が被っていますが手を使うと剥ける状態をいいます。
包皮口はある程度大きさを有していますが包皮が長すぎるために起こります。
仮性包茎は治療のいらない軽度のものから手術の必要は重症のものまでさまざまです。
■カントン包茎
包茎状態を放置すると亀頭と包皮の間に尿が停滞して恥垢がたまります。
この不衛生な状態では感染症をおこしやすく、異臭の原因となります。
また、不衛生は状態のまま女性パートナーに接するのはとても失礼なことです。
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