鼻の症状


鼻腔と副鼻腔より構成されています。キレイで、ほどよく暖められた湿った空気を肺へ送り込んだり、臭いを感じたりするのに鼻腔は重要な役割をはたしています。

その周囲には眼や脳があり、密接に関係しています。


出血部位の大部分は鼻の入り口に近いところにあります。
小児では鼻炎などの刺激で鼻をほじることによって生じる出血が多いようです。

この場所は勢いよく出ることがありますが、しっかりおさえることで止血させることができます。

一方、奥の方の出血は喉に落ちて大変苦しいものです。
この場合には緊急に治療を受けなければなりません。



発作性のくしゃみ、鼻みず、鼻づまりが特徴的です。

その原因が明らかなものをアレルギー性鼻炎といい、季節ごとの花粉に反応するものを花粉症といいます。

アレルギー性鼻炎の治療目標は患者さんの状態を症状がない、あるいは多少症状があっても苦痛なく日常生活がおくれ、薬もあまり必要でない状態にする事です。

原因を避けるよう努力することが治療の第一歩ですが、そのほかに薬物療法、特異的免疫療法や手術療法があります。



■薬物療法
花粉が本格的に飛び始めてからでは薬がなかなか効きません。

その為、当院では薬物による花粉症の初期治療に力をいれております。


現在、非常にたくさんの種類の内服薬があり、その中から患者さんの症状や日常生活のリズムにあった薬を選択することは大変重要なことです。

たとえば運転手さんに眠気のある薬は禁物です。眠気が少なくてよく効く薬もあります。
また当院では、漢方薬による治療も積極的に取り入れております。
お困りの方は一度ご相談下さい。



■特異的免疫療法
原因となる抗原のエキスを注射していくことにより、うまくいけば完治が見込める治療法ですが、治療に何年も通院しなければならないことや注射の副作用でアナフィラキシーショックをおこすことがあるため、 当院では行っていません。

ちなみにスギ花粉症の舌下免疫療法の治験がおこなわれており、近い将来、自宅で治療を行うことができるようになるかもしれません。。


■手術療法
手術療法ではCO2レーザーによる粘膜焼灼手術をおこなっています。
1回のみの手術で鼻みず、鼻づまりが70〜90%の方に有効です。

手術は無痛で、術中、術後の出血もほとんどなく、両側で約6,000円です。
個人差は有りますが、術後平均して3年ぐらいは調子が良いといわれます。

症状がひどくてお困りの方は一度ご相談下さい。当院で日帰り手術も可能です。



一般的ちくのうといわれる病気です。風邪の後に頬部の痛みや頭痛とともに膿性鼻汁やひどい鼻づまりがおこる急性副鼻腔炎やなかなかよくならず長期間かかると慢性副鼻腔炎となります。

アレルギーや喘息があるとなかなかよくなりません。
鼻処置やネブライザーにより根気よく治療することが大切です。

特に鼻汁が多かったり後鼻漏でお悩みの方は、自宅でできる鼻洗浄をおすすめしています。

鼻茸(ポリープ)により鼻づまりが高度になると日常生活に支障が出るため、当院では鼻茸摘出術をおこないます。

痛みや出血もなく鼻づまりが解消します。
病変が高度なものでは副鼻腔手術が必要となります。


“霧吹き”の原理によって薬液の粒子を発生させるもので、鼻・副鼻腔から咽喉までの広い範囲で使われる機械です。



加藤耳鼻咽喉科
愛知県常滑市大野町9-130
TEL:0569-42-0007
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