アトピー性皮膚炎と食物アレルギー
1) 食物アレルギーの症状の80%はヒフの症状になり、次の4つの症状になります。
a 湿疹
b じんましん
c 血管性浮腫(口唇などが腫れる症状)
d 潮紅 (ヒフ全体が真っ赤になる症状)
2) 食物アレルギーを合併するアトピー性ヒフ炎のお子さんは、1才未満に最も多くみられます。
食物アレルギーが小さいお子さんに多いのは、腸の構造と免疫機能が未熟なことが原因です。
3) アトピー性ヒフ炎のようにドライスキンですと、外からの刺激が
入りやすかったり、アレルギーの原因になる食物がヒフに
付着した時にヒフの傷口から体内に侵入したりします。
アトピー性皮膚炎と食物アレルギーとの合併では、このように
ヒフからアレルギーの原因物質が入り込んでいくことで食物アレルギーが
おこってくるのです。
アトピー性ヒフ炎をきちんと治療してヒフの症状を良くすることで、
上記のようなヒフからの吸収によって起こる食物アレルギーを防ぐことが
できるのです。
4) 赤ちゃんのアトピー性ヒフ炎で、口の周囲にできる接触性ヒフ炎(かぶれ) は、 食前にプロぺトやワセリンなどの保湿剤を口の周囲に広めにぬっ ておくと予防することができます。
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