アトピー性ヒフ炎の難治性のかゆみ


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難治性のかゆみにはヒフが原因のものと、ヒフ以外に原因があるものに分かれます。
ヒフが原因のかゆみに対しては、かゆみ止めの抗ヒスタミン薬がよく効きますが、ヒフ以外に原因がある場合にはこの薬は効きません。

ヒフに伴うかゆみのポピュラーな病気がアトピー性ヒフ炎です。
アトピー性ヒフ炎のように乾燥肌がある場合、かゆみを感じる神経がヒフの浅い所まで伸びているので、外からの刺激に敏感になっています。
また、かゆい所をかくことで痛みが起こり、その刺激がさらにかゆみを誘発します。
特にアトピー性ヒフ炎の患者さんのヒフ表面には溝ができていて、外からの異物が入りやすく、ヒフの水分も抜けやすい状態になっています。
ですので、保湿をすることでヒフの表面にうすい膜を作り、ヒフへの刺激を減らすことがとても重要です。


ヒフ以外が原因の難治性のかゆみでのヒフの状態は、かきこわしによる傷のみです。
ヒフが原因のかゆみのように赤くなったり、じんましんのようになったりはしません。




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