新型インフルエンザ合併症


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@新型インフルエンザ感染では呼吸困難や陥没呼吸の呼吸障害が起きてもゼイゼイ・ヒューヒューなどの症状が見られないケースがあります。
A全体としてぜん息発作の症状が重く、肺に空気がたまりすぎてしまう「肺の過膨張」や、心臓と肺の間に空気がたまる「縦隔気腫」などの合併症を起こすケースもみられます。
Bぜん息の既往は軽症の例が多い傾向があります。過去にぜん息の既往があった方やぜん息が治った方も呼吸障害に注意が必要です。現在重症のぜん息のお子さんが新型インフルエンザに感染しても呼吸器障害が重症化したケースはありません。
C血液中の酸素濃度が低下してしまい、呼吸障害が重症化します。結果として呼吸困難の症状が強くでます。
D新型インフルエンザで見られる異常行動は眠りから覚めてすぐに起こる特徴があります。季節性インフルエンザに比べて新型インフルエンザの方が異常行動は多い傾向にあります。
E呼吸障害の目安として1分間の呼吸数があります。5才以上→30回以上 1〜4才→40回以上 2カ月〜12カ月→50回以上呼吸数が増加すると注意が必要です。
F新型インフルエンザでの乳幼児の入院や死亡例が増えています。また新型インフルエンザに感染した乳幼児の突然死もありました。さらに大人でも高齢者は特に入院や死亡の割合が高いこともわかってきました。



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