〜定期接種「肺炎球菌(プレベナー)」が平成25年11月1日より7価から13価になります〜
小児肺炎球菌ワクチンの切り替えに関するQ&A〜厚生労働省HPより〜
Q、「プレベナー(沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン)」から「プレべナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」に変更になるとどれくらい効果が変わるのですか?
A、従来、小児肺炎球菌による重篤な感染症の約」75%は「プレベナー」に含まれる7種類によって引き起こされていましたが、ワクチンの普及によりこれらの発生が減少したことで、ワクチンに含まれる7種類以外の肺炎球菌による感染症の割合が増えるようになりました。
現在は、「プレベナー」に含まれる7種類は肺炎球菌による侵襲性感染症の約37%を、「プレベナー13」の新たに含まれる6種類が30%を引き起こしていると考えられ、ワクチンを変更することで、これらの6種類に対する予防効果が期待出来るようになると考えられています。
一方で、ワクチンに含まれない種類の肺炎球菌の多くは予防出来ないため、ワクチンを接種しても肺炎球菌を発症することがあります。
Q、途中まで「プレベナー(沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン)」を接種していますが、11月1日以降はどちらのワクチンを接種すればよいですか?
A、11月1日以降は、定期接種として使用できるのは「プレべナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」のみです。両ワクチンの接種スケジュールは同じですので、残りの回数を、スケジュール通り「プレべナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」で実施してください。
初回1回目 初回2回目 初回3回目 追加接種
標準月齢 2ヶ月 4ヶ月 7ヶ月 12〜15ヶ月
未接種者 プレベナー13 プレベナー13 プレベナー13 プレベナー13
1回接種者 プレベナー プレベナー13 プレベナー13 プレベナー13
2回接種者 プレベナー プレベナー プレベナー13 プレベナー13
初回接種完了者 プレベナー プレベナー プレベナー プレベナー13
Q、新しいワクチン(13価小児肺炎球菌ワクチン)は11月1日に定期接種に導入されるとのことですが、それまで接種を待ってもよいですか?
A、小児の肺炎球菌感染症は、特に乳幼児期に重症化することが多く、問題とされる病気です。ワクチンの接種を遅らせたり、途中で中断したりしてしまうと、十分な予防効果を発揮できずに肺炎球菌感染症を発症してしまう可能性があります。そのため、原則としては11月1日の導入」を待つことはお勧めできません。
*なお、下記の2つの条件を満たしている場合については、予防効果を維持出来ることが示されているため、で「プレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」の導入を待つことも選択肢として考えられます。
(1)平成24年5月1日以降に出生した者
(2)生後2ヶ月から7ヶ月に至るまでの間に接種を開始し、「プレベナー(沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン)」による3回の初回接種を終了している者
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