日本脳炎ワクチン再開します。
日本脳炎の定期の予防接種の実施について
厚生労働省健康局結核感染症課からのコメントです。
先般、10月17日に日本脳炎の定期の予防接種を受けた10歳の男児が、接種後数時間で死亡した事例が報告されました。
日本脳炎の定期の予防接種については、平成21年6月より乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンが導入され、現在まで1000万回以上使用されているところですが、本事例のように接種直後に死亡した事例は、これまでのところ報告されていません。
接種後の死亡事例については、このほか、本年7月に接種後約一週間で急性脳症と診断され死亡した事例が報告されており、これについては、毎年度、定期的に開催している予防接種後副反応・健康状況調査検討会において検討する予定でしたが、これに先立ち、10月31日に開催を予定している第7回厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会日本脳炎に関する小委員会において、両事例について検証し、今後の定期の予防接種の取扱いについて検討することとしました。
両事例とも現時点で予防接種と死亡との因果関係は不明であり、被接種者の臨床症状や使用されたワクチンのロット番号が異なる等の理由から、両事例の関係性は低いと考え、現時点では直ちに定期の予防接種を中止すること等は考えておりません。
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