四種混合ワクチン


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平成24年11月から始まります!

ジフテリア百日せき破傷風不活化ポリオ(4種混合・DPT-IPV)予防接種を受ける前にお読みください。

≪接種方法≫接種方法

1回初回:20日〜56日までの間隔を空けて3回接種

1期追加:1期初回接種終了後1年〜1年半までの間隔を空けて1回接種

平成24年11月時点でDPTワクチンとポリオワクチン(生・単独不活化)のいずれも1度も受けていない方が対象です。

☆すでにDPTワクチンまたはポリオワクチン(生・単独不活化)のいずれかの接種を1回以上受けている方
ジフテリア百日せき破傷風不活化ポリオワクチン(4種混合・DPT-IPV)は接種せず、原則としてDPTワクチンと単独不活化ポリオワクチンを規定回数接種します。


≪ジフテリア≫
ジフテリア菌による細菌性呼吸器感染症です。
発熱・咽頭痛・頭痛・倦怠感・えん下通などで始まり、鼻づまり・鼻血・かすれ声・呼吸困難・呼吸筋の麻痺などが続きます。
適切な治療や予防接種で重症になることはまれとなりましたが、死に至ることもある病気として注意が必要です。

≪百日せき≫
コンコンと激しくせき込んだ後ヒューと笛を吹くような音をたてる特有のせきが、およそ百日にわたって続く、百日せき菌による細菌性呼吸器感染症です。
かぜ症状から始まり特有なせきが発作的に現れます。約1ヶ月を過ぎるとせきの回数は少なくなりますが、回復には3ヶ月ぐらいかかることもあります。
合併症として肺炎・鼻血・結膜出血があります。また激しいせきの後に脳出血を起こし死亡することがまれにあります。

≪破傷風≫
ケガをしたときに土の中にいる破傷風菌が傷口に入って起こります。
小さな傷からも感染することがあり、菌の毒素により神経の麻痺や筋肉のけいれんを起こし、死亡する確率の高い危険な病気です。
自然感染による免疫は期待できないため、予防のためにもワクチンを接種して免疫をつけておくことが必要です。

≪ポリオ≫
ポリオ(急性灰白髄炎)はポリオウイルスによっておこる病気で、1〜2日のかぜ症状のあと、突然手足の麻痺が表れる感染症で、その麻痺は一生残ってしまうことが少なくありません。
現在では予防接種の効果で国内の自然感染は報告されていませんが、海外ではまだポリオが流行している地域があります。
そのため国内に持ち込まれた場合、流行する可能性があります。ポリオを予防する唯一の方法は予防接種を受けることです。平成24年9月に病原性をなくした不活化ポリオワクチンの予防接種に切り替わりました。

副反応について
全身の症状としては発熱・下痢・嘔吐などがみられますが、数日以内におさまります。
また接種部位の局所症状としては痛み、赤み、腫れることがありますが、数日以内に消退します。
ただし腫れがひどい場合は接種部位を清潔にし、冷やして様子をみてください。
なおきわめてまれに重大な副反応としてショック、アナフィラキシー様症状があります。



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