食物アレルギーと気管支喘息 


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国立病院機構 相模原病院 海老原元宏先生講演会より

@食物アレルギーのお子さんの「ぜん息」合併率は高い傾向にあります。
A食物アレルギーにみられる赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は、ぜん息発症の危険因子(リスクファクター)となります。
Bぜん息がありますと、食物アレルギーの重症化の危険因子(リスクファクター)となります。
 食物アレルギーによるアナフィラキシーショックで死亡したお子さんには「ぜん息」の合併症が多くみられます。
Cアトピー性皮膚炎の治療をきちんとしておくと皮膚からの食物の侵入を抑えられるので、ぜん息の発作を抑えられる印象があります。
食物アレルギーに合併している「ぜん息」はきちんと治療しておくことが大切です。
D食物アレルギーで「ぜん息」を合併することが多いのは、牛乳アレルギーや卵アレルギー・小麦アレルギーのお子さんですが、この中でも牛乳アレルギーのお子さんの「ぜん息」の合併症が最も高い特徴があります。
E軽い食物アレルギーより重症な食物アレルギーの方が「ぜん息」の合併症が高くなります。
Fアトピー性皮膚炎と食物アレルギーを合併していてまだ「ぜん息」になっていない1才未満のお子さんは、その後の「ぜん息」の発症率は20%と高く男の子に多くみられます。
G3才のお子さんの「ぜん息」の危険因子(リスクファクター)は、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーになります。



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