意外なアトピー性皮膚炎の治療の誤解!
アトピー性皮膚炎が良くならないとクリニックに来られる方は意外にいらっしゃいます。
いくつか気が付く特徴があります。皆さんはいかがですか?
1、ワセリンを塗っているのにアトピー性皮膚炎がまったくよくないといわれるお母さんは……
a.アトピー性皮膚炎の皮膚の状態が良い時にワセリンやヒルドイドソフトなどの保湿剤を塗ってお肌のスキンケアをするのは正しい治療法です。
b.ところが、アトピー性皮膚炎の皮膚の状態が悪化している時に、ワセリンやヒルドイドソフトを塗っても効果はありません。
アトピー性皮膚炎が悪化している時には適切なステロイドの塗り薬を塗ってアトピー性皮膚炎の火事を鎮火してあげるとお肌は良くなります。
c.ステロイドの塗り薬を一週間ほど塗っていただいて、お肌が改善しましたらその次の週はステロイドの塗り薬とワセリンやヒルドイドの保湿剤を隔日で塗ります。
1日目はステロイドの塗り薬で2日目は保湿剤、3日目はステロイドの塗り薬、4日目は保湿剤といった形です。
d.一週間これを継続して、お肌が良い状態なら、今度はステロイドの塗り薬を1日塗って、2日目と3日目と4日目は保湿剤を塗ります。
これを繰り返していって、ステロイドの塗り薬が一週間に一日までに間隔があいて、お肌の状態が良いようでしたら今度は保湿剤の塗り薬のみをしてみます。
e.この間隔的にステロイドを塗っている時や保湿剤だけを塗っている時に、お肌に部分的にアトピー性皮膚炎が悪化した場合は、その部分にステロイドの塗り薬をい週間ほど塗ります。
f.基本はこれだけです。皆さんも試してみませんか。
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(c)たんぽぽこどもクリニック