■院長日記■


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2011-02-03(木)
◆ぜん息発作が重い時には●
・2歳2ヶ月の男の子はぜん息発作が重くなりやすくて普段からぜん息のお薬を定期的に使用されております●2日前から咳が出始めて,ぜん息の発作を抑えるお薬を追加して様子をみていました●ところが,発作が次第に重くなり,点滴が必要になりました●
ぜん息発作が重くなりますと,気管支や肺の水分が減少して,さらに気管支にむくみが起こってきます●
このために咳は乾いたものとなり,痰を出せないので,咳こむようになり咳がひどくなり,体の中の水分はますます減少して,脱水状態になってしまうのです●
ですので,ぜん息発作がひどい時は,点滴から水分を補給して脱水状態を改善してあげると,症状が良くなります●
さらに,飲み薬で,気管支や肺のむくみをとるお薬を飲むと,症状はさらに改善が早くなります●
ぜん息発作時のむくみをとるお薬として,漢方薬の麻杏甘湯が特に効果があります●このお薬は体の中に水分を取り込こむことで,むくみを改善する効果があるのです●
西洋医学のお薬と漢方薬を組み合わせると意外に症状が早く良くなる傾向があります●


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