2010-12-11(土)
◆お子さんの痙攣は予防しましょう∂
・1歳5ヶ月の男の子は嘔吐して発熱があり痙攣を起こしました∂
両方の目は上を向いて,顔色は真っ青になり,手はだらんと力が抜けて,呼吸も止めて,5分以上続きました∂
同じ日に2回目の痙攣が起きました∂
今度は,両方の目は上を向いて,手は曲がり,その後に手はだらんとして,意識も呼吸も見られず,全身真っ青で,発熱もありました∂
お母さんは様子をみていたとの事ですが,痙攣したら,お子さんの場合は病院を受診しましょう∂
お子さんの病気の症状の中で,痙攣は重大なサインの事があるからです∂
痙攣している間は,脳はダメージを受けますし,そのために,できるだけ早く,痙攣を止める事が大切です∂
発熱に伴う痙攣では,熱性痙攣が多いのですが,多くは数分以内に痙攣が止まりますが,中には15分以上続く事がありますので,注意が必要です∂
熱性痙攣を起こしたお子さんは,熱性痙攣の再発を予防する事が重要です∂37.5℃の発熱がみられたら,ダイアップ座薬を1回入れて,8時間後にもう一度座薬を入れておくと,熱性痙攣を予防できるので,是非とも脳を守りましょう∂
発熱に伴う痙攣は,髄膜炎や脳症等の生命に危険性のある病気の事がありますので,注意が必要です∂
<<戻る
(c)たんぽぽこどもクリニック